マリメッコチャートジェネレータ on Web(β)
Excelではちょっとばかり面倒なマリメッコチャート(モザイク図)をさくりと描くためのサービスです。JavaScriptおよびそのライブラリD3.js(ver.3)によりクライアント側で動作します(データはサーバーに送信されません)。
Step 0利用のしかた
Step 1より手順を経ていくことで作成が可能です。
Step 1に掲示の初期値は別頁「マリメッコチャート(モザイク図)の作成 with Excel」で使用した検証用データを改めたものです。使用の際はまずこれを消去してください。
仕様
- いかなる元データであれ既定のサイズで描画を試みます。これにともない,具体的なカテゴリの数としては,表頭・表側とも最大で6程度が描画上の限界(しくみの上での制限を設けているわけではありませんが)だろうと想定しています。
- 表頭・表側(見出し)以外で空白セルが存在した場合,当該セルを0とみなして処理を進めます。
- 表頭・表側(見出し)にスペースを含む文字を使用することはできません。
免責および特記事項
- アウトプットに矛盾がないか,いくつかのパターンを使って確認をおこなっていますが,筆者による数式・コードの構成,ないしは筆者にとって想定の至らない事象などを原因に不正確が生じる可能性を排除するものではありません。筆者はこれによってユーザーが被った不利益に対しいかなる責任も負いかねますので,そのあたりの精密さが不可欠な場合には,他の処理系のご利用をおすすめします。
MarimekkoChart Generator
データの指定と実行
Step 2
エクセルのシート上の任意の場所にクロス集計表を作成します。このとき,表側頭(左上角)部は必ず空白としておきます。
表全体(下図参照)を矩形に選択し,内容をクリップボードにコピーします(Ctrl+C)。
Step 3
下のテキストエリアにクリップボードの内容をペーストします(Ctrl+V)。
正しくペーストされたことを確認して,「実行」ボタンをクリックします。
処理結果
[文書への挿し込みかた]方法1: スクリーンショットでキャプチャ
Method 1スクショ
上のアウトプットを他文書で使う最も手軽な方法はスクショです。
とりわけwindows環境に限っての説明を加えると,生成したチャートを画面内に収めた状態から標準アプリの「Snipping Tool」や「Snip & Sketch」を使って,チャートのみを切り抜いて使用します(下図は「Snipping Tool」)。
この場合,切り抜いたチャートをWordやPowerPointなどにコピペするか,あるいはpng形式などでいったん保存してから挿入するか,いずれかを選択して利用することとなります。
[文書への挿し込みかた]方法2: SVGファイルの作成
Method 2SVG
MS Officeファミリでは,バージョン2016よりSVGを扱えるようになりました。ベクタ形式のこの画像を上手に使えば,“にじんだり” “ぼやけたり”といったゲンナリを過去のものにすることができます。ゆえに見た目に映えるかどうかをまったく気にしないのでなければ,筆者としてはこちらの方を強くオススメしたいところです。
この場合,先に生成したチャートの(1)直下に吐き出されるコードのみをすべて選択(2)クリップボードにコピー(3)任意のテキストエディタ(windows環境に限れば,たとえば標準アプリの「メモ帳」など)に貼り付けた後
(4)任意の名前に拡張子「.svg」を加え,文字コードを「UTF-8」として先のコードを任意の場所に保存します。
このように作成したsvgファイルは,通常の画像と同様の操作で文書に挿入して利用できます。
また,SVGについて若干の知識さえあれば,下図のような任意のアレンジも可能となります(SVGについては,たとえばこちらなどで学べます)。
その他,このジェネレータで生成したチャートを産業連関分析頁中ほどでもアレンジして使っています。必要であればリンク先より参照ください。
その他の参照
このサイトの関連How-toです。